腰痛は背骨の腰の部分にある「腰椎」がずれて、周辺の神経を圧迫することで起こります。この腰椎のずれの原因となるのが「骨盤」のゆがみです。
骨盤と腰椎はつながっているため、骨盤のゆがみは腰椎へと伝わり、腰椎のずれを引き起こします。
「特に、体の左右バランスが崩れて首や肩・背中の筋肉が過度に緊張したり、骨盤を支える腹筋が弱ってゆるんだりすると、骨盤のゆがみが起こり、さらに腰椎にもゆがみが連鎖します。
腰椎のずれが腰痛を引き起こすことは一般的に知られていますが、腰椎の病気やぎっくり腰などを除けば、腰椎にだけずれが起こることはほとんどありません。
腰痛や腰の不調には『骨盤のゆがみ』が大きくかかわっています」(芝崎先生)
働く女性のカラダは緊張しているのにゆるんでいる
夕方腰痛、週末腰痛の原因となる「緊張型ゆがみ骨盤」とは?
デスクワークで1日中同じ姿勢を続けていると、首や肩、背中の筋肉が緊張します。
この過度に緊張した筋肉の圧迫を受けて、骨盤が反るようにゆがんでいきます。
「首の後ろから背中の中央まで続く『僧帽筋(そうぼうきん)』や、背筋を伸ばす時に使う『脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)』が過度に緊張すると、筋肉の圧迫を受けて背骨のS字カーブが崩れます。すると、背骨を支える骨盤や、それにつながる腰椎もゆがむことで腰痛や腰の不調が現れます。また、背中の筋肉が緊張すると、人間の体はバランスを取ろうとして、逆にお腹の筋肉がゆるみます。すると、腹筋が支えきれなくなって骨盤のゆがみが起こるほか、背中の筋肉の過緊張で骨盤が上のほうに引っ張られることでもゆがみが起きます」(芝崎先生)
睡眠時の歯の「噛みしめ」も体をこわばらせ、骨盤のゆがみを助長させる原因になります。
「歯を噛みしめると、背中にある『脊柱起立筋』が過度に緊張します。この過度に緊張した筋肉が背骨をゆがませ、背骨とつながる骨盤も筋肉の圧迫を受けて反るようにゆがんでいきます。『噛みしめ』や『歯ぎしり』は精神的ストレスと関係が深いといわれているため、働く女性は要注意。きちんと睡眠をとっているのに疲れがとれなかったり、朝起きた時に首や肩がこっているという人は、寝ている間に奥歯を噛みしめている可能性があります」(芝崎先生)
体が老化してくると筋肉の力が弱まり、骨盤のゆがみを助長させる原因になります。
「骨盤を支える腹筋が弱まると、それをカバーしようとして背中の筋肉が過緊張を起こして固くなります。すると、骨盤は背中の筋肉に引っ張られてゆがんでいきます。また、太ももの筋力が弱まると、それをカバーするためにふくらはぎの筋肉が固くなります。すると、脚の骨である『大腿骨』とともに、大腿骨につながる骨盤も引っ張られてゆがんでいきます」(芝崎先生)
思い当たる人は要注意!「緊張型ゆがみ骨盤」はこうして起こる
ヒールのある靴を履いている
Q. 日常的に腰痛や腰の不調を感じている方に質問 ふだん最も良く履く靴はどのタイプですか?


「ヒールがあるとつま先立ちの状態になるため、ふくらはぎの筋肉が過度に緊張します。すると、逆に太ももの筋肉はゆるみ、連動してお腹の筋肉もゆるむことで骨盤のゆがみが起きます」(芝崎先生)
マウスを使ってパソコン作業をしている
Q. 日常的に腰痛や腰の不調を感じている方に質問 ご自身のふだんの生活習慣について、当てはまるものをすべてお答え下さい
「『1日中マウスを使ってパソコン作業をしている』人は、首の後ろにある『僧帽筋』や『脊柱起立筋』が過緊張状態になり、筋肉のバランスが悪くなるため、背骨のS字カーブが崩れて腰椎のゆがみや骨盤の反りを引き起こします」(芝崎先生)

常に同じ方の肩にバッグをかけている
Q. 日常的に腰痛や腰の不調を感じている方に質問 ご自身の状態について、当てはまるものをすべてお答え下さい
「体の片方に重心をかけるようなクセや姿勢を続けていると、筋肉に負担がかかって体の左右対称のバランスが崩れるため、骨盤も前後・上下にずれたりします」(芝崎先生)

「首の後ろから背中の中央まで続く『僧帽筋』や、背中の『脊柱起立筋』に負担がかかって過度に緊張したり、筋肉のバランスが悪くなることで、背骨のS字カーブが崩れて骨盤がゆがんでいきます。また、イスに座っている時のほうが立っている時よりも骨盤に負担がかかるため、骨盤が反りやすくなります」(芝崎先生)
デスクワークが中心。ヒール5cm以内の靴を良く履く。日常的に腰痛を感じている。
「つま先・かかとの両方に体重がのっており、前後、左右のバランスともに比較的良い状態です」
「重心が後ろになり、かかとに体重がのってしまっています。特に右足は写っていた足の指も消え、後ろ重心に。骨盤の反りが原因と考えられます」
デスクワークが中心。ヒール5cm以内の靴を良く履く。腰痛を感じるのは夕方や週末が多い。
「前後の荷重バランスがやや悪く、特に右足の重心が少し後ろにずれています」
「完全にかかとに体重がのってしまい、見た目にも後傾姿勢になっています。特に左足のかかとに荷重が偏っており、1日で筋肉のバランスが変わってしまっています」
デスクワークと外回りが半々。ヒール5cm以内の靴を良く履く。腰痛を感じるのは週末が多い。
「かかとにやや体重がのっているものの、左右のバランスは比較的良い状態です」
「後ろ重心がより顕著になり、完全にかかとに体重がのってしまっています。骨盤の反りが原因で、見た目にも反り腰になっているのがわかります」
「緊張型ゆがみ骨盤」チェックリスト
Aの生活習慣やクセがあって、BやCの症状、またはBとC両方の症状がある人は、「緊張型ゆがみ骨盤」の可能性があります。
一度、骨盤状態をチェックしてみましょう。
当てはまる項目にチェックを入れ、「診断する」ボタンを押してください。
上記に当てはまらない人は、緊張型ゆがみ骨盤の可能性は低いと考えられますので、診断はここで終了です。
Aにチェックが入った人は、以下の項目もチェック!
続けていると骨盤がゆがむ可能性があります







