産婦人科医が開設 近年、携帯育児グッズが大量化。10キロ超えの荷物で全身が悲鳴 寒い季節に重症化しやすい育児不調

ママこりの改善法

ママこり改善のための提言と海外事情

みんなが優しい社会になると、ママこりは改善される

竹内先生はママこり改善の意義を次のように語ります。
「海外では子育てママや、年配の方へのちょっとしたお手伝いをよく見ます。特にアフリカなどでは、電車や飛行機内で子どもが泣いていると、周りの人があやす光景をみかけます。日本とは人と人の距離感が違うので、そこまでは難しいでしょうが、子供に笑いかけたり、言葉をかけることで、ママも受け入れられた気持ちになるのではないかと思います。
ママ自身は、お手伝いを申し出られてもつい『大丈夫です』と言いがちかもしれませんが、『ありがとうございます』とにっこり笑顔で好意にお応えできる余裕も持てるといいですね。こうした行為が自然に見られる社会は、優しい社会だと感じますし、周りの人にも影響を与えると思います。ですから、勇気をもってお手伝いの声をかけてあげて欲しいと思います。
今回ピップとの共同調査で、子育てママが子供と一緒に外出することは、荷物が重いなどの体への負担だけでなく、周りに気を使う心の負担もあり、それがママこりにもつながることがわかりました。子育て中のママを周りのみんなでサポートしていくことは、ママこりの改善につながります。つまり、ママこりが改善されることは、社会全体が優しくなることにつながるのです」

子供は社会全体で育てるもの。海外の子育て事情

国や地域でも異なる、海外での子育てママへの関わり方

YIさん(東京都在住)は、15年間ニューヨークで暮らしている間、3人の出産育児を経験しています。
「アメリカはレディファーストの国なので、電車などでママが赤ちゃんや子供を連れていると最優先で席を譲ってくれます。シニアの方ですら私たちに席を譲ろうとするほど優しくしてくれました。買い物中に泣いてしまう子供に対しては、抱っこしてくれようとしたり、子供たちの気持ちを盛り上げようとしてくれたり、積極的に関わってくれたのが印象的です。
他にもひたすら子供たちと遊んでくれるイタリア人、普段は静かに見守り、困った時はすぐに助けてくれるイギリス人など、国や地域によっても関わり方は様々でした。
人にもよるとは思いますが、気持ちに余裕があることが、子育てママへの思いやりに現れている気がします。
そして、もっとも大きな違いは、海外では基本的に共働きなので、旦那様の協力が当たり前、という点。ママたちが楽しく子育てできる社会構造になっていると感じます」と海外と日本での子育ての違いを語ります。

誰にでもできる、ママこり改善法

周りの人ができること

「困っている子育てママを見かけたら、ママこりの原因である重い荷物をもってあげるなど、少しのサポートをする勇気を持ちましょう。子育てママの役に立てるだけでなく、この行動でエンドルフィンやオキシトシンが分泌され、お手伝いをした側も優しい気持ちになれます」と竹内先生は、周りの人が子育てママをサポートすることの意義を解説します。

● 家事・育児を何か一つ手伝う、● ねぎらいの言葉をかける、● ベビーカーを持ち上げるのを手伝う

● 子供に笑いかける、言葉をかける、● 小さな子供がいても嫌そうな顔をしない

ママができるセルフケア

竹内先生はママこり改善のポイントについて「血行改善がポイントの一つです。血行が良いことで、肩・腰などのコリの予防・改善につながります。また自律神経を整え、イライラや気持ちの落ち込みも軽減されます。子育てはハードワークですが、前向きに楽しみながら子育てできるようになります」とアドバイスしています。

抱っこ紐を使う時はリュックタイプのバッグにすると、肩や腰に負担がかかりにくくなります。

まずは1回深呼吸。その後に子供を抱っこして子供が落ちつくまで「大丈夫、大丈夫・・・」とささやきましょう。お互いにやさしくふれあうことでオキシトシン(癒しホルモン)効果が期待できます。

短時間で手間なくできるママこり改善方法

インドメタシン配合などの鎮痛系のぬり薬、飲み薬は胎児に影響を与える可能性があるので使用には注意が必要です。
また、においも赤ちゃんは気になるものなので、薬剤は使わずに血行を改善する方法がおすすめです。

呼吸法 鼻から息を吸って口からゆっくり吐く。気づいた時に5回程度しましょう。入浴法 週に1回だけでも40度以下、10~15分肩までしっかり浸かりましょう。体操 長時間の抱っこや重い荷物を持った後に。疲れて縮んでしまった筋肉を動かして血行を阻害する固い筋肉を伸ばします。ママこり改善体操<肩> ママこり改善体操<腰>
    • 右手を左側頭部にあて、ゆっくり右下に優しく10秒間
      倒します。左手は下に下げます。
      この時、左の首すじから肩までの筋肉は伸びている
      状態です。反対側も同様に行いましょう。

      • ①足を肩幅よりやや広めに開き両手を腰にあて、腰をしっかり反らします。
      • ②息を吐きながら最大限に反らした状態を3秒間保ちます。これを1~2回繰り返しましょう。
  • 磁気治療器の使用 磁気は薬剤不使用なので、ママも安心して使えます。コリが気になる部分に貼るだけ、<br />
                      つけるだけで、磁器の力で血行を良くして手軽にこりが改善できます。

実態調査